失敗やハプニングが起こったとき、極度に自分を責めて落ち込んでしまう
心当たりはありませんか?
私、とららっこもかつては自他ともに認めるネガティブ思考の持ち主
自分は世界に一人だけ!前向きに生きよう!みたいな応援歌なんて聞いても何一つピンときませんでした
現在は、自分大好き!とはいかずとも、失敗をネガティブに考えすぎることはほとんどなくなりました
ネガティブ思考を少しずつフラットに考えるよう工夫をしてきたからです
フラットな思考とは、起こった出来事の良かった点や改善できる点を、感情を切り離して挙げられること
後ろ向きな考えをいきなりポジティブにしようとするのはなかなか難しいと思います
ネガティブで過ぎず、ポジティブ過ぎず
まずはあなたに、フラットな思考を頭の隅に置いてみてほしいと思っています
なぜ自信をなくしちゃうの
「自分に自信がない」という考え方は生まれつきではなく、後天的につくものだという事はあなたもイメージがつくと思います
自信を失う行動や思考のパターンを繰り返すことで後ろ向きな考えがクセになってしまう
そのクセの発端となる行動や思考のパターンを変える工夫を続けていくと、徐々に極度な自己嫌悪を和らげることができると思います
「私はどんな時に自信を失うか?」を振り返ってみてください
「人と喋るときに緊張して思うように話せなかった」「自分で立てた目標を達成できなかった」など、自信を失ったと感じる瞬間はいくつか思い浮かぶと思います
こういった瞬間がどれだけ数多く思い当たったとしても、大体根っこは共通しています
それは、期待通りに行動できなかった自分が許せなかったときです
例えば「人と喋るときに緊張して思うように話せなかった」ということは、「スムーズに自分の話をしたり、相手の話に相槌を打ちたい」という自分の理想に応えられなかったということになります
「自分で立てた目標を達成できなかった」ということは「この期限内にこの状態でいたい」という過去の自分に対して期待外れの行動とってしまったということになります
つまり、自分への理想と現実のズレを許せないことで思い通りにいかなかったことがあるたびに「なんで自分っていつもこうなんだろう…」と落ち込み、自信を失ってしまうのです
この期待と現実のズレと受け止め、「まあ、いいか」と開き直ってあげることが第一歩です
これができれば、自分を責める気持ちが落ち着いて楽になれますよ
でも、こんな風に諭されるだけで自己嫌悪が治れば苦労しませんよね
お考えのとおり、一度植え付けられてしまった「どうせ自分なんて…」という考え方はすぐには消せません
ですが、自分をフラットに振り返る方法を意識的に続けることで、思考のクセを少しづつ変えていくことは十分可能です
自分を客観視できるようになると、落ち込む時間を減らせるだけでなく、失敗してしまったときも原因を客観視し、具体的な解決策を考えることができるようになります
ネガティブ思考に試したい書き換え術
長々と前置きを書いてしまいましたが、いよいよフラットな思考を習慣づけるための書き換え術をご紹介します
ここで、タイトルで案内した紙とペンをご用意ください
- 自分の嫌いなところを書く(例:コミュ障な自分が嫌いだ)
- 自分の嫌いな部分(例:コミュ障)ってつまりどういうところ?を何度か書き足す(例:コミュ障な自分が嫌だ→つまり自分が何も話せないまま会話が終了してしまう→つまり自分は何を話せばいいか瞬時に判断できない→つまり自分は何を話そうか迷う時間が長い)
- 「あれ、意外と何とかなる問題だったかもな」と思えるところまで書き換えられたら、最後の一文に~だけと加えてみる(例:コミュ障な自分が嫌だ→つまり自分が何も話せずに会話が終了してしまう→つまり自分は何を話せばいいか瞬時に判断できない→つまり自分は何を話そうか迷う時間が長いだけ)
- 失敗したときや、嫌なことがあったときに1~4を行う
このように書いてみると、「あれ、自分そんなにダメダメじゃないかな?」と思えてきませんか?
ここからさらに「つまり」を書き足して、解決策や自分の長所を加えていくのもおすすめです
「いや、こんなことででネガティブ思考なんてなくならないよ…」と思うかもしれませんが、シンプルながら続けてみると効果はあります
頭の中のネガティブな言葉を一文で書き、「つまり」を後ろに足していくことで自分の嫌いな部分を解決できそうなくらいの課題に整理することができます
書かなくても解決策やいいところまでがぱっと思いつくようになればOK!そういう方はこのステップを卒業していただいて大丈夫です
短所は誰にでもある
自分の言動を振り返り「あの時なんであんなこと言っちゃったんだろう…」と後悔し、自分が嫌になってしまう
人と話したり、連携を取らなければいけない場面があった後、よく考えてしまいますよね
でも大丈夫です
あなたは決してダメな人間なのではなく、単に自分の嫌いなところを見つけるのが人より得意になってしまっただけです
自分の嫌いなところに目を向けることができるということは、自分について深く考えることができるということ
あなたの課題をネガティブで膨らませてしまうクセを無くし、少し視点を変えられるようになると、自分のいいところもたくさん見つけられるようになりますよ
冒頭でもお伝えした通り、時間はかかります
でも、自分を変えるためのちょっとした行動を、自分のペースで続けていけば必ず今より自分が好きになれると思います
少しずつ変わろうとするあなたを私は応援しています
この記事が少しでも参考になればうれしいです
以上!とららっこでした